株式会社山万のい草製品はほとんどが国産100%のものを使用しています。 い草には生育から製品に仕上がるまで、関わる職人さんの様々な物語があります。
果物に一番美味しい時期「旬」があるように、 太く弾力のあるい草を作るためには、収穫のタイミングがとても大切です。 い草が喜ぶ気候・日照時間・降雨・土壌・水利条件を整え 一本一本こだわりを持って栽培をしています。
こだわりの国産い草
国産と外国産の一番の違いは、栽培時期の長さです。 外国ではい草が成長しきる前に刈り取られることが 多いですが、日本ではしっかりと成長しきるまで 育ててから収穫を行います。そのため国産は 外国産に比べコシがあり、丈夫で弾力があります。
職人さんによる草選び
草選びは上質ない草製品を作るために とても大切な作業です。 職人さんが目を光らせ、長さ、太さが 理想的なものを選び抜いていきます。
染め
い草は育った田によって染め具合が変わるため、 温度と時間のタイミングをはかって水を差し、 染まりやすくする必要があります。 ムラなく染めるために、 長いい草を一本一本慎重にほぐします。
天日干し
職人たちは、加湿(かし)の水分を飛ばしい草の形状を 固定させ形を保つため裏側の天日干しをします。 この作業を怠ったり、無理やり乾燥させて水分を 飛ばしすぎてしまうと質が落ちてしまいます。
仕上げ
最後の工程は、機械では真似することのできない 職人さんたちによる手作業での仕上げです。 表面を擦り余分な染料を拭き取りい草に艶を出します。 大切に育てたい草で丁寧に作ってきたからこそ 最後までこだわり仕上げを行います。